【感想】ダンケルクの撤退作戦を観てきました。
こんにちは。エス氏です。
クリストファー・ノーラン監督の新作にして、初の史実を描いた「ダンケルク」を観てきました。
映画情報
邦題:ダンケルク(原題:DUNKIRK)
製作国:アメリカ
製作年:2017年
日本公開日:2017年9月9日
監督:クリストファー・ノーラン
あらすじ:
フランス北端ダンケルクに追い詰められた英仏連合軍40万人の兵士。海。陸・空からは敵が迫り、そんな逃げ場なしの状況から民間船を含むあらゆる船舶を総動員した撤退作戦を描く。
本作のみどころ
3つの視点
今作の特徴として、3つの視点から戦場が描かれました。
1. 救助を待つ兵士たち(戦場にいながら早く故郷に帰りたいと願う兵士)
2. 海峡を渡る民間船(母国のためにと自ら戦場へ赴く民間船)
3. 空中戦の戦闘機(少しでも空から援護しようとする戦闘機)
音楽・臨場感
クリストファー・ノーランの過去作品を観たことがある方は、ご存知だと思いますが観客を不安にさせるあの背景音楽。
これが戦争映画でより臨場感や、なにかが迫り来る不安感が、今回のテーマの一つである時間がチクタクという時計の音にのってやってきました。
水の表現
劇中で描かれるのは、99%海上でのシーンであり、水の恐ろしさが非常によく伝わってきました。
最後の最後に、英国に帰国できたシーンがあるのですが、地上が見えた時は、観ていてホッとしました。
それだけ水上、水中でのシーンはよく描かれていました。
まとめ
勇敢な者もいれば、ただ戦闘から逃げたい兵士もいて、年齢も問わず、それぞれの戦い、戦争の一面が描かれていました。
空からの攻撃のアドバンテージは重要なんだなと感じさせられました。
水の表現が印象的で、恐ろしく描かれていました。また、セリフの少なさからも戦闘中の疲労感が感じられました。
正直、歴史でいうダンケルクでの戦い自体を知らなかったので、歴史を知る良い機会になった。
あのダンケルクでの撤退後、フランス軍は攻め込まれ降伏に追い込まれたようです。
劇場を後にするときに周囲にいた数組は、いまいちだったねぇと声を揃えていたののも印象的でした。
いまのエンターテイメント性だけを求めていると、そう映ってしまうのかもしれないです。