【レビュー・感想】メッセージを観てきた
メッセージを観てきました。
観終わった印象としては、SF小説の映画化というより、SF小説の映像化といった印象でした。
非常に曖昧なニュアンスですが、至極分かりやすく大衆的な映画ではなくSFチックに描かれていました。
派手なシーンもなく、異星人の明確な姿も確認できない。
B級SF映画のように、終盤に大きなどんでん返しみたいなのを期待していると(爆発・全滅など?)少し物足りなさか、肩透かしに合うと思います。
<映画情報・個人評価>
映画情報
原題:Arrival(邦題:メッセージ)
製作国:アメリカ
製作年:2017年
日本公開日:2017年5月19日
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
あらすじ
突如12か国にばかうけのような黒い物体が現れた。
その謎を解明すべく、過去、軍にて勤務経験がある
著名な言語学者に対し、白羽の矢が立つ。
軍からの要請によりコミュニケーションを図るが
彼らが地球に来た目的、伝えたいことは一体なんなのか。
The・SF映画です。
個人評価
7/10(★★★★★★★☆☆☆)
前評判で期待しす着ちゃいました。
今作の見所
異星人とのコミュニケーションを模索する
これは、異星人との未知なるコミュニケーションを模索する物語である。
興味深いのは、地球人と異星人とが平和的に、互いの言語を理解し
コミュニケーションを模索しようとしていることです。
墨で描かれた独特な記号文字
円形で描かれ、習字をしているような感覚でした。
墨汁のような…はたまたイカ墨のような…(異星人の姿がイカ・タコのようなのです。)
一つの円形文字に、12つの意味が込められておりそれを解析することにより文章を理解できるだとか。
彼ら(異星人)が本当に伝えたいこと
地球人が未知なる来訪者に対して不安や恐怖を抱き、力を誇示すべきでは、とい描写があります。
対する異星人たちは、攻撃も力の誇示もしてきません。
彼らは、地球人に対して知恵と技術を与えたかった。それは、何なのかは実際に見て確かめて見てください。
まとめ
しかし、見終わって思ったのは、ショートショートで有名なSF作家の星新一の「おみやげ」という作品。
異星人が、地球人に対して、知恵と技術を与えるための物語。彼ら異星人の思いは伝わらなくて…皮肉な結末が待っています。
伝えたいメッセージは異なるかもしれませんが、共通する要素は多いため、この作品でを思い出しました。
興味がある方は、併せて読んで見ても面白いかもしれません。ショートショートなので10P足らずです。